発行準備 サンプル誌
野菜果物大百科 サンプル(平成12年10月)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kanou/
「柿」
私の住む岐阜県は富有柿の産地として有名です。 柿は、日本・中国・韓国といった東アジア原産果樹です。 古くから栽培され、利用されてきましたが、初めの物は「渋柿」で、熟柿・干柿として食べられたようです。 甘柿の栽培は鎌倉時代頃からとされています。
柿の出回る時期は短く、ちょうど今が旬です。 早生の物より晩生のものが味が良く、特に一度霜に当たった物は甘さも最高です。 ビタミンCが多く、また、酒毒を除くとされていて、酒飲みの人にはピッタリの果物です。但し、体を冷やす作用がありますので、食べ過ぎには注意して下さい。
渋柿の利用法としては、熟柿にしたり干柿にしたりするのが一般的です。 焼酎を少しかけて密閉しておくと渋が抜けますので食べられるようになります。
青い渋柿をつぶしてしぼった「柿渋」は、防水・防腐剤として、昔は傘や漁網に塗られました。高血圧・脳卒中の薬としても知られていますが、とてつもなく渋い味です・・・。
柿を食べた後に残る「柿のヘタ」。これはシャックリ止めの特効薬です。シャックリが止まらない時、ヘタの粉を少しなめればピタリと止まります。
柿の葉で作る「柿の葉茶」。 ビタミンCを非常に多く含む健康茶です。六月頃の新芽を朝摘みし、さっと蒸してから乾燥させて作ります。(ビタミンCを壊してゆく酵素を破壊する為に蒸しますが、蒸しすぎるとビタミンCが壊れます。1・2分といった所でしょうか。) 柿の葉茶を飲むときは、緑茶と一緒に飲むのはよくない様です。効果が薄れるということですので、30分は間を空けましょう。 鉄分とも相性が悪い様です。
<プレゼント情報>
産地直送、「甘柿」プレゼント。(3キロを3名様) 第一号のメルマガにて実施の予定。(第一号の発行が遅れて柿の時期が過ぎてしまった場合は別の物に変更になります。)
発行者 加納克也 katuya-kanou@mui.biglobe.ne.jp