野菜果物大百科 第3号 「サツマイモ」 平成12年11月19日

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 今回は、「サツマイモ」です。


 寒くなってきました。この季節の楽しみは、落ち葉焚きの火で焼く焼き芋。石焼芋も良いですね。そう、サツマイモの美味しい季節です。
 サツマイモの収穫は、九月頃から始まり、今が最終段階です。掘りたてよりも、少々保存した方が甘味が増しますので、これからが美味しくなるわけです。

 サツマイモは、アメリカ大陸の熱帯原産の植物です。コロンブスが持ち帰って広めた植物ですが、寒さに弱い為、ヨーロッパには定着しなかったようです。しかし、アジアの気候には適応し、救荒植物として広まりました。
 日本には江戸時代初めに、中国福建から琉球(沖縄)に伝わり、そこから九州の薩摩(鹿児島)へ伝わりました。さらに、徳川八代将軍吉宗の時、江戸町奉行大岡忠相の組下同心 青木昆陽 によって、各地に広められました。昆陽が薩摩から種芋を取り寄せて栽培をしたことから「サツマイモ」と呼ぶわけです。 では、薩摩ではどう呼んでいたかというと、琉球から伝わったから「琉球イモ」。では、琉球ではというと、単に「芋(ンム)」もしくは「唐芋」といったようです。

 サツマイモの味は、よく栗と比較されます。江戸時代、焼き芋を「十三里(じゅうさんり)」と呼びました。これは、「栗よりうまい」=「九里四里うまい」で、九里と四里をたして十三里と云う訳です。 しかし、味の好みは人それぞれ。栗より少し味が落ちると感じる人は、「八里半」と呼びました。「栗」=「九里」には半里分くらい及ばないということで、差し引き八里半です。(「里」は昔の距離の単位。一里は、約3.9km)

 サツマイモの種類で最もよく栽培されるのは、「高系14号」。栽培しやすく色・形が良い品種です。 この品種からは、各地で優良系統が選抜されました。その中で、最も有名なのが徳島県の「なると金時」です。非常に甘味の強い品種です。
 他によく出回っている品種に「ベニアズマ」が有ります。甘味が強く美味しいと評判で、特に関東で人気のようです。
 焼き芋用としては「ベニコマチ」が美味しいとの評判。
 九州では、皮の白い「黄金センガン」が人気のようです。
 変わったところでは、「シモン一号」。皮の白い、薬用のイモで、糖尿病・アトピーに良いとのことです。最近よく聞く「カイアポイモ」というのも、この仲間のようです。

 沖縄の市場を歩いていると、あちらこちらでサツマイモを売っています。沖縄のサツマイモは身が紫色の「紫イモ」。あちらでは「紅イモ」と呼ばれています。
 この紫色の正体は、赤ワインの有効成分として有名になった「ポリフェノール」。まさに、健康サツマイモです。
 ところがこのイモ、沖縄でたくさん栽培されているのに、本土にはほとんど出回りません。なぜかというと、沖縄の生のサツマイモは、本土へ持ち込むことが禁止されているからです。
 沖縄には、本土にはいないアリモドキゾウムシ・イモゾウムシ・サツマイモノメイガ・アフリカマイマイという害虫がいます。この害虫が広まるのを防ぐ為、苗も生イモも持ち込み規制されているのです。沖縄にご旅行の際には、ご注意下さい。生のイモは買っても持って帰れません。(蒸したり、焼いたりしたものは大丈夫です。)

 サツマイモにはビタミンC、食物繊維が多く、肉質が黄色い種類にはカロチンも含まれています。
 主成分はデンプンで、酵素のアミラーゼの働きでデンプンの一部が分解されて甘味になります。その為、ゆっくりと時間をかけて加熱すると甘味が増します。調理に電子レンジを使うのは最悪です。手軽に甘さを引き出す調理法としては、蒸すのが一番。 
 焼くなら石焼。石から出る遠赤外線で芯からじっくり焼けます。
 「あわてずゆっくり加熱」が美味しく食べるコツです。

 最後にサツマイモの保存法。サツマイモは熱帯性の植物です。ですから寒さに弱いのです。冷蔵庫なんかに入れないで下さいね。保管は、温度15℃・湿度80%くらいを保つようにするのが理想。とは云っても普通の家庭では難しい…。 新聞紙に包んだり、ダンボール箱に入れたりして、暖かい部屋に置いておけば、ある程度は大丈夫です。 寒い夜は添い寝してやって下さい…(冗談です。毛布でも掛けてやって下さい。)
 上手に保管すれば甘味が増して美味しくなりますよ。


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