ゴーヤー(ニガウリ)
琉球野菜
ニガウリは、その名の通り、苦い瓜です。正式名は「ツルレイシ」です。沖縄では「ゴーヤー」と呼びますが、最近はNHKの「ちゅらさん」の影響もあり、ゴーヤーの名の方が通りが良いかも知れません。私の近所のスーパーでも、「ゴーヤー」として売っています。
見た目はイボイボで、奇妙な形をしています。この姿が気持ち悪いという人もあるようです。 また、当然ながら、あの苦い味が嫌いという人もあります。
しかし、非常にビタミンCを多く含み、さらに、そのビタミンCは、熱に強い性質を持っていて調理しても壊れにくいのだそうです。
また、あの苦味の成分にも、夏バテ防止の効果があり、夏には最適の野菜です。
ニガウリを使った料理で有名なのは、「ゴーヤーチャンプルー」です。沖縄の料理で、薄くスライスしたニガウリと豆腐を、油で炒めて塩コショウで味を付け、溶き卵でとじます。 私は、これが大好きで、沖縄へ行ったら必ず食べますし、家でも良く作ります。
ニガウリの苦味は、スライスしてからさっと茹でたり、塩もみして洗ったりすることで薄めることができます。しかし、栄養分も少なくなってしまいますので、あまりお勧め出来ません。
調理に油と味噌を使うことで、苦味を薄めることが出来ます。御試し下さい。
(野菜果物大百科第40号より)