相模半白胡瓜

神奈川県伝統野菜    

 相模半白(さがみはんぱく)胡瓜は、その名の通り相模地方で栽培されてきた品種です。
 黒イボ種で、下半分(半分というより3分の2くらいかな)が白い色をした、少し太めのキュウリ。 初めて見た人は、「これがキュウリ?」とビックリするかもしれません。味は、少し甘味があるそうです。

 我国で栽培されているキュウリは、古い時代に中国南部から伝来した「華南型」と、 明治になって導入された「華北型」が基本になって、これらの交雑・改良で多くの品種が作られていますが、このキュウリは「華南型」に属します。

 なお、「さがみはんぱく」と仮名を振りましたが、資料によっては「さがみはんじろ」となっている場合もあります。どちらが正しいのでしょう?

   (野菜果物大百科第73号内容に加筆)

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