壬生菜
京都の伝統野菜
ミズ菜に近い種類の菜で、伝統京野菜の一つです。京都四条大宮の近くの壬生(みぶ)という所で盛んに栽培されていた菜です。ミズ菜を栽培していたら、自然交配によって丸みをもった葉の「壬生菜」が生まれとされ、丸葉ミズ菜とも呼ばれます。
こちらは主に漬物にされます。浅漬けにすると、かすかにカラシの風味があって美味しい菜です。 また、京都では、鏡開きの時に壬生菜を入れた、すまし雑煮を食べる風習があるそうです。
ミズ菜の仲間ですので、ミズ菜と同じ様に鍋料理に使ったりも出来ます。
(野菜果物大百科第55号より)