九州伝統野菜
ニガウリのことです。但し、「長レイシ」と呼ばれる、細長い形のものです。ニガウリというと、沖縄が有名ですが、九州地方の宮崎あたりでも盛んに栽培され、食用にされてきました。薄切りにして茄子と一緒に油で炒め、味噌と砂糖で味付けして、焼酎の肴にされたそうです。 特に苦味が強い種類であった為に、子供はあまり食べなかったけれども、熟れた果実の種子を覆っている赤い部分は甘いので、口に含んで種子だけ吐き出し、おやつ代わりにしたそうです。
(野菜果物大百科第40号に加筆)