ウコン保存法
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利用しやすく、効果が落ちない「冷凍保存」がお奨めです。
乾燥保存
最もよく行われる、ウコンの保存法。生のウコンを良く洗い、さっと湯通しして、天日でよく乾燥させます。あとは、湿気ないように保存します。しかし、この方法の場合、有効成分の内の揮発性の物が多く失われてしまいます。
生での保存
ウコンは熱帯性の植物ですので、0℃近い低温に長くさらされると死んでしまいます。また、乾燥に弱く、ある程度の湿気も必要です。 温度10℃・湿度60〜70%で保存するのが良いとされています。
ウコンの収穫時期は秋ですので、冬の間は暖かい場所に深穴を掘って、そこに埋めて保存します。 土の中は湿度も温度も一定ですので、生保存の場合は、土中保存が一番安全確実な方法です。
少量の場合は、発泡スチロールの箱に土を入れて、そこにウコンを埋め、屋内で保管します。凍らせないよう、乾燥し過ぎないように注意してください。
利用する分の短期間の保存の場合は、冷蔵庫でもOKです。但し、冷蔵庫内は一時的に0℃以下にまで温度が下がることがありますし、乾燥していますので注意が必要です。 必ず野菜室に入れるようにして下さい。
まれに表面にカビが生えることがあります。その場合は、綺麗に洗って、風通しのよいところで表面を乾かします。カビは表面の皮だけですので、使用しても問題ありません。 ただ、カビが生えてそのまま放置しますと、内部まで傷んできてしまいます。気を付けて下さい。
冷凍保存
効果を落とさずに確実に保存でき、利用しやすい、お奨めの方法です。
まず、ウコンを綺麗に洗います。
(左から秋・春・紫・白ウコンです。)
ウコンをすりおろします。 すりおろしたウコン四種
(左上…春ウコン 右上…紫ウコン
左下…秋ウコン 右下…白ウコン)
混ぜて、清潔な袋へ入れます。
(もちろん、1種だけの単品でも構いません。しかし、種類によって効能が違い、有効成分も違いますので、何種か混ぜることによって、より大きな効果を期待できます。)
空気を押し出し、均一に延ばして、割りやすいように、定規等でスジを付けておきます。
あとは、冷凍庫で凍らせるだけ。薄い板状で場所もあまり取りません。
利用する時は、1回分ずつ割って、御湯を注いで飲みます。
注意 袋の口は、何回か折り曲げて、きちんと閉じておいて下さい。開いていますと、少しずつ有効成分が逃げてゆきます。
混ぜる場合の配合ですが、特に決まりはありません。
薬効範囲の広い「秋ウコン」を基本にして、肝臓が気になる人は「春ウコン」、糖尿の人は「白ウコン」、胃腸の弱い人は「紫ウコン」を混ぜると良いでしょう。
なお、何種か混ぜて利用する場合も、個人差はありますが、1日量10〜15gくらいが適量です。「四種混ぜて各10gで、合計40g!」では、ちょっと量が多過ぎると思います。
最初少量から始めて、様子をみながら少しずつ増やし、御自分に合う量を探すのは良いでしょう。 しかし、その場合も「短気は損気」。急がずゆっくりと試して下さい。
とり過ぎて害のあるモノではありませんが、少しずつ、長く続けましょう。
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