紫ウコン
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紫ウコンの花(H13.6.27)
紫ウコン (ガジュツ)
紫ウコンは、赤紫色の花を付けること・根茎が白紫色であることから、こう呼ばれます。(日本本土では、花を付ける率は非常に低いです。)
生薬名は「莪朮(ガジュツ)」です。こちらの名前の方が知られているかもしれません。また、「弘法の石芋」という別名も有ります。
原産地はインドです。我国では、奄美大島や屋久島で多く栽培されています。 秋ウコン・春ウコンよりも寒さに弱く、保存の難しい種類です。
秋ウコン・春ウコンとは違い、黄色色素のクルクミンは殆ど含んでいません。代わりに精油分の「シネオール」、「カンフェーン」といった成分を含み、素晴らしい芳香です。漢方では、通常は「芳香性健胃剤」として使用されていて、特に胃潰瘍に良いとされています。また、血液の浄化、血管や脳細胞の老化予防に効果があるとされます。
血液を浄化することによって肩こり・腰痛の原因物質を取り除いてしまい、そういった痛みも消してくれます。同じ意味で、疲労回復効果もあります。(巨人の長嶋名誉監督も選手時代に常用していたそうです。)
また、ダイエット効果があるとテレビで放映されて話題になっています。
紫ウコンも、単品で使用するよりも、秋ウコンを混ぜて使用した方が、クルクミン効果も加わって、効き目が増します。